なぜウェイバーが呼んだ「ライダー:イスカンダル」は最強クラスの実力を誇ったのでしょうか。なぜ《王の軍勢》と言う究極宝具を持っていたのでしょうか。
これは第四次聖杯戦争最大の謎です。
サーヴァントのステータスは呼び出したマスターの力量に影響を受けます。宝具もステータスが設定されている以上、宝具の能力にもマスターの能力が全く影響しないと言うことはないはずです。
他に召喚によって現われたEX宝具はシリーズ中、一流の魔術師である遠坂時臣が万全を期して召喚した英雄王ギルガメッシュが誇る《天地乖離す開闢の星》のみです。そもそも現存していたアーサー王の《遥か遠き理想郷》は例外と考えます。
つまり「三流の魔術師」であるウェイバーが召喚したライダーの宝具が、EX宝具《王の軍勢》と言う事は通常はあり得るはずがないのです。ライダーが他のサーヴァントと比較しても高いステータスを持っていると言うすら、イレギュラーのはずです。
繰り返します。なぜウェイバーが呼んだ「ライダー:イスカンダル」は最強クラスの実力を誇ったのでしょうか。なぜ《王の軍勢》と言う究極宝具を持っていたのでしょうか。
僕の結論は「ウェイバー自身が、イスカンダルの臣下だから」です。
ウェイバーはこの第四次聖杯戦争中にイスカンダルの臣下となる事を彼に誓い、そして生き延びます。第五次聖杯戦争で凜が「アーチャー:エミヤ」を、彼の生前における縁によって召喚したのと同様に、ウェイバーとイスカンダルの間には元々縁が存在した。そのため通常以上のステータスを持ったライダーとなった。ここまでは、ほぼ異論はないのではないかと思います。
そして――最強宝具《王の軍勢》が誕生した理由は、やはりウェイバーにあると、僕は考えます。アニメ版11話中《王の軍勢》では一人重要な人物が描かれています。
魔術師ロード・エルメロイⅡ世。すなわち、ウェイバー・ベルベット。
遠坂凛の時計塔での後見人であり、第五次聖杯戦争の10年後、大聖杯を完全に解体し、冬木の聖杯戦争を真の意味で終結させた未来の英雄です。
固有結界は魔術師にしか作り出す事が出来ません。公式な説明によれば
ライダーは魔術師ではない。しかし、召喚される軍勢たちが等しく同じ風景を心に焼き付けているため、展開された結界の維持は軍勢の魔力の総和でなされており、消費は安くすむ。反面、軍勢の数が減るとその分負担も増える形となっており、半数を失うと強制的に消えてしまう。また、「英霊の座」にいる兵士たちに号令をかける役目を担うのは掛け値なしにライダーのみであり、それにはかなりの魔力を消費する。展開してしまえば後は軍勢の力だが、展開するのはライダー単体の魔力でやらねばならない。
とありますが、結局魔術師でないのに、なぜ固有結界が作れるのかまでは説明されていません。これは《王の軍勢》が維持できる条件であり、それそのものを作り出せる理由ではありません。
これを解決するには《王の軍勢》として呼ばれるサーヴァント達に魔術師としての能力を持ち、この固有結界を展開可能な存在がいるためと解釈するのが、もっとも自然であると考えます。
その魔術師のサーヴァントが、ロード・エルメロイⅡ世だとしたら?
第四次聖杯戦争を生き延びたウェイバー自身が『イスカンダルの臣下である英霊』であり《王の軍勢》に参加している。そのためウェイバー・ベルベットが召喚した場合に限り、英霊イスカンダルは究極宝具《王の軍勢》を所持可能である――と言うのが、僕の推測です。
イスカンダルとギルガメッシュの最終決戦の直後、ウェイバーをギルガメッシュが見逃したのはなぜでしょうか。
アーチャーとしての視力を持つギルガメッシュが、《王の軍勢》の中に、ウェイバー・ベルベットの姿を見ていたとしたのならば。自分が認めた英霊に仕える英霊でもあると思っていたのならば。彼を見逃す理由たり得ないでしょうか。
そしてその結果として、イスカンダルの臣下として、ウェイバーは英雄となるまで生き延びた。
思いっきりタイムパラドクスが発生していますが、第五次聖杯戦争において衛宮士郎と英霊エミヤが同軸に存在出来た以上、この推測を否定する根拠にはなりません
なによりこの解釈は、イスカンダルとウェイバーの絆が伝説に相当する域に達している、と言う事を表現してくれます。これは信じるにたる考え方だと、僕は感じます。
その発想はなかった
なにその燃え設定 ふんはふんはしてしまいます
魔術師以外にも死徒だって固有結界使えるじゃん。
Fateだけをみると固有結界は魔術なのですが、月姫のヒロインの一人(ルートはなくなりましたが)弓塚さつきはあまりの素質の高さに「能力として」固有結界を使えるようになっています。
本編では使いませんが、外伝であるメルティブラッドでは使えるようですね。
他にも死徒27祖は魔術を極めるために死徒になったものも居ますが、吸血によって死徒になったものもいて、かならずしも魔術師にしか使えないというわけではないようです。
また設定的に見ると(これは型月世界全体の設定をしる必要がありますが)
固有結界という物自体、「悪魔が持つ異界常識」とされており、それを模倣することで魔術として開発されたようです。
魔術師や死徒が貼る場合、異世界を形成することで「世界を歪める」ため抑止力の修正を受け短期間(数分から数時間程度)しか維持できないが、もともと世界の一部である精霊種が貼る場合は無期限に展開できるという説明もあり、魔力を用いる存在であれば、習得自体は不可能ではないようです(出来ないなら属性や技術適正の不一致、もしくは単なる技量不足・魔力不足でしょう)。
しかし、征服王が固有結界を宝具として得ることに、ウェイバーの存在が鍵になったとすると、それは非常に燃える結論だと思います。